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循環器病予防部門 循環器病・生活習慣病予防への取り組み

6.インフルエンザの感染率を推定するための研究

大阪がん循環器病予防センターでは、大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学教室、大阪健康安全基盤研究所との協働により「インフルエンザパンデミックにおける感染率を推定するための研究」を実施しています。


【研究課題名】

インフルエンザパンデミックにおける感染率を推定するための研究


【研究期間】

倫理委員会承認後から 2023年 3 月 31 日まで
(倫理委員会の承認のもと、延長することがあります)


【研究の意義・目的・方法】

 人類の歴史の中でインフルエンザウイルスは抗原性の変異により繰り返しパンデミック(大流行)を引き起こしてきました。今後もパンデミックを引き起こすことは間違いなく、その対策のため知見を集積してゆく必要があります。2009年の新型インフルエンザウイルスの出現によるパンデミックでは、患者の多くは若年者で、高齢者ではその発症は少なかったとされています。高齢者に患者が少なかった要因として、過去に同系統のウイルスにさらされて、ウイルスに対して免疫を有していたためだと推察されます。しかしながら、どの年齢層がどの程度の免疫を有し、それが感染阻止にどれだけ役立っているのかを調べた研究はほとんどありません。本研究では、健診において2009年インフルエンザパンデミックの前後で採取され、冷凍保存されているペアになった血清を用い、年齢層毎に、ウイルスに対する血清抗体価を多角的に調べます。この研究により、新型インフルエンザに対する感染率、あるいは既存の免疫の程度と感染との関連が明らかになり、今後の新型インフルエンザを含むインフルエンザパンデミック対策に資することが期待されます。


【研究結果の公表】

研究結果は学会や学術雑誌で発表します。当ホームページや広報等に概要が掲載されることがあります。


【研究代表者】

大阪がん循環器病予防センター 副所長兼循環器病予防健診部長 木山昌彦


【研究組織】

協力研究機関
大阪大学大学院医学系研究科公衆衛生学(責任者・磯博康教授)
大阪健康安全基盤研究所(責任者・奥野良信所長)


【個人情報の保護について】

 該当者の個人情報は大阪がん循環器病予防センターにおいて厳重に管理されています。
 研究を行うにあたっては、分析の段階で個人情報を削除し、番号などに置き換えた(匿名化)データベースを構築した上で、大阪健康安全基盤研究所で検体測定を実施し、協力研究機関において集計・解析を行い、集団全体の分析結果として公表します。個人の結果が公表されることはありません。
 これらの対応により、この研究の結果として、血液検体提供者の皆さまが不利益を受けたり、危険性が生じる可能性はほとんどありません。しかし、ご自身がこの研究の対象となることを希望されない方がおられましたら、分析から除外するなどの対応ができますので、下記へお問い合わせ下さい。


【本研究に関する問い合わせ先】

大阪がん循環器病予防センター
電話番号:06-6969-6922
メールアドレス:a0mb1015-thk@umin.ac.jp



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