現在地
  1. TOP
  2. 人間ドック・がん検診
  3. 各検診部のご案内・医師紹介
  4. 婦人科検診部のご案内

人間ドック・がん検診

婦人科検診部のご案内

はじめに

子宮がんの早期発見、初期治療による子宮がん死亡「0」を目指し、検診を行っています。

診療科目

子宮がん 車検診 一次検診
(細胞診による境界病変
および
がんのスクリーニング)
市町村、企業からの依頼により検診車を派遣します。
施設検診 一次検診 車検診と同様に、市町村、企業ならびに一般受診希望者を対象に、子宮頸部細胞診による境界病変およびがんのスクリーニングをします。
二次検診
(がんの検出)
当センターの車検診および施設における一次検診で頸部細胞診ASC-US、体部細胞診疑陽性以上、あるいは問診などの結果、子宮がんハイリスクとみなされた方、および他医療施設より精検を依頼された方に、細胞診、コルポ診、組織診(頸部-コルポ診下狙い、体部-内膜掻爬)を行い、がんの検出をします。
子宮がん以外の婦人科疾患に対する検査 エコー検査(経腟または経腹超音波検査)などの画像診断による子宮筋腫、卵巣腫瘍などの診断、経過観察を行っています。

検査方法

細胞診

 子宮頸部、体部より特殊な器具を用いて細胞を擦り取り、染色後顕微鏡で観察し、がん細胞の有無を調べます(創始者の名をとり、パパニコロウ検査とも呼ばれます)。

 判定は頸部:NILM(正常または炎症など)、ASC-US(軽度扁平上皮内病変疑い)、ASC-H(高度扁平上皮内病変疑い)、LSIL(軽度異形成)、HSIL(中等度異形成~上皮内がん)、SCC(扁平上皮がん)。体部:陰性(正常または炎症など)、疑陽性(内膜増殖症、異型内膜増殖症など)、陽性(子宮内膜がんなど悪性病変)に分けられます。

 当センターでは、ポリエチレン製の柔らかい器具(頸部用‐サイトピックまたはサーベックスブラシ、体部用‐ソフトサイト)を用いています。

コルポ診(腟拡大鏡診ともいう)

 双眼鏡のような器械で子宮腟部を10-20倍前後に拡大して病変の広がりと程度を観察し、前がん病変や初期がんを検出します。

組織診

頸部

 コルポ診下で疑わしい部位より米粒ぐらいの小さな組織をとり病理検査をします。

体部

 細い特殊な金属性の器具で子宮内膜を掻爬し、採取された組織で病理検査をします。検査には疼痛を伴いますが、子宮内膜の前がん病変やがんを検出できます。

ヒトパピローマウイルス検査

 子宮頸がんの発症に関係のあるヒトパピローマウイルス(HPV)の検出と型分類も実施しています。HPVは現在約150種類の遺伝子型が確認され、そのうち、将来子宮頸がんになりやすい型は約14種類とされています。HPV陽性の方は型分類により、数年以上経てがんになる危険性のある高リスク型かどうかがわかりますので、管理・治療方針の決定に役立ちます。

特徴

細胞診

 日本臨床細胞学会認定の細胞検査士と細胞診専門(指導)医とのダブルチェックによる判定により診断精度の維持向上に努めています。

 自施設内で、細胞診、コルポ診、狙い組織診の判定が得られるので、臨床所見との比較が正確に行えます。

 HPV検査の判定(特に型分類)により子宮頸部病変の適切な経過観察を行い、治療方針を決定しています。

提携先医療機関

 入院、手術など大阪国際がんセンターをはじめ、在阪がん診療連携拠点病院のご協力を得ています。

検査精度の維持

 当検診部の医師はもとより検査技師は、いわゆる「ヒューマンエラー」による誤診、誤判定を避け高い検診精度を維持すべく日常業務以外にも日々知識の吸収、検査手技の向上に努めております。

 また、当センターの細胞診業務内容が評価され、日本臨床細胞学会の細胞診実施施設認定を受けています。

検査実績

【子宮頚部】
年度 受診者数 要精検率
(要精検者数)
精検受診率
(精検受診者数)
がん発見率
(発見がん数)
微小浸潤がん割合
(微小浸潤がん数)
令和5年度 17,334 1.4%
(240)
92.9%
(223)
0.03%
(6)
83.3%
(5)
令和6年度 17,480 1.5%
(264)
92.8%
(245)
0.03%
(6)
66.7%
(4)
【子宮体部】
年度 受診者数 要精検率
(要精検者数)
精検受診率
(精検受診者数)
がん発見率
(発見がん数)
早期がん割合
(早期がん数)
令和5年度 140 2.9%
(4)
100.0%
(4)
0.71%
(1)
-
令和6年度 80 8.8%
(7)
100.0%
(7)
1.25%
(1)
-

担当医

診察 月 火 水 木 金
午前 植田 政嗣 芝 郁恵 熊谷 広治 熊谷 広治 植田 政嗣
午後   芝 郁恵 熊谷 広治 熊谷 広治  
細胞診断 熊谷 広治   鳥居 貴代   鳥居 貴代

写真:熊谷 広治(くまがいこうじ)

【部長】
熊谷 広治(くまがい こうじ)
【略歴】
  • 1989年

    大阪医科大学卒業(現 大阪医科薬科大学)

  • 1989年

    大阪医科大学附属病院 産婦人科

  • 1998年

    国立大阪南病院 産婦人科

  • 2003年

    高槻赤十字病院 産婦人科

  • 2012年

    大阪鉄道病院 婦人科

  • 2025年より現職

【専門分野】
  • 細胞診
  • 婦人科腫瘍
【専門医・認定医等】
  • 日本専門医機構 産婦人科専門医
  • 日本臨床細胞学会 細胞診専門医
  • 日本婦人科腫瘍学会 婦人科腫瘍専門医
  • 臨床遺伝専門医制度委員会 臨床遺伝専門医
【主な研究領域】
  • 子宮頸部・体部および乳腺の細胞診
  • コルポスコピー診
  • 遺伝性乳癌・卵巣癌・子宮体癌のリスク評価
【主な所属学会】
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本臨床細胞学会
  • 日本婦人科腫瘍学会
  • 日本婦人科がん検診学会
  • 日本人類遺伝学会

人間ドック・がん検診