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当センターについて

所長挨拶

 2017年4月より大阪大学を辞して大阪がん循環器病予防センターに着任致しました。一言ご挨拶させて頂きます。
 2012年4月より、当センターは、大阪がん予防検診センターと大阪府立健康科学センターの統合により新たに発足致しました。2017年2月、当センターは、日本人間ドック学会から健診施設の機能評価を経て認定施設となりました。

 我が国では、近年の医学・医療の進歩ならびに生活衛生環境の整備によって、平均寿命は世界のトップを走り、それに伴って疾病構造は急性疾患から慢性疾患へと推移しています。その大半が、がんを含む生活習慣病です。生活習慣病の発症には身体的、心理的、環境的、更には社会的な要因が複雑に関わっていますので、一旦発症しますと一つの要因を取り除いても、その進行を止めることのできない厄介な病態です。従って、その前段階(予備軍)のうちにセルフケア、すなわち自己健康管理に努め、予防に心がけることが大事です。2011年の東日本大震災以降、自分の健康は自分で守るといったセルフケアの重要性が強調されています。
 昨今、健康寿命(予防によって、病気に罹らず健やかに過ごせる期間)が注目され、その延伸が叫ばれています。そこで、若い人々には健康に自信をもって充実した社会生活を送り、いつまでも若々しい体力を保っていただくために、また、ご高齢の方には自立して健やかな日々を過ごしていただくために、セルフケアは欠かせません。

 大阪府は全国に比べて、がん検診や特定検診の受診率の低い地域です。当センターでは、がん検診ならびに循環器疾患の健康チェックを受けていただくとともに、食と運動といった生活習慣の改善のための健康支援を行っています。また、府内市町村や事業所に対し、検診車による出張検診も行っています。さらに、大阪府からの委託事業として、府民の健康を守るための市町村の保健活動への支援、府内で行われているがん検診の精度管理や精度向上のための提案などの仕事も行っています。また、健康増進やがん予防のためのキャンペーン、研究助成など府民の皆様の健康増進のために、多方面からの活動を行っています。

所長の挨拶


 多くの府民の皆様が自発的に受けてみようと思われる
健診を提供できますよう努めてまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。


公益財団法人 大阪府保健医療財団
大阪がん循環器病予防センター
所長 伊藤 壽記


当センターについて
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